にじのこころ（LGBTと精神疾患を考える）ブログ: 横浜レインボーフェスタ、無事終了しました

10月31日、11月1日に横浜大さん橋で開催された『横浜レインボーフェスタLGBT2015』ブース参加が無事に終わりました！！

横浜レインボーフェスタLGBT2015
http://www.yrf.jp/

物販ブースが多い中、うちは「全国LGBT支援団体連絡所」として、様々なLGBTの活動をしている団体のちらしやリーフレットを置いていました。

LGBT当事者だけでなく、職場や友達にLGBTの方がいるので勉強したい、学生でLGBTサークルを作ったのでいろいろな団体の情報が欲しいなど、様々なきっかけで関心を持った方が来てくださいました。

Facebookで繋がっているけれどなかなかお会いできなかった方、Twitterを見ましたと言う方とお話ができたり、新しい繋がりが生まれてお友達が増えたり、とても充実した2日間となりました。

そんな中、ブースに入っていて気になる事がありました。来ていただいた方数人から「団体の一覧表はありますか？」「地域ごとにどんな団体があるかわかるようなサイトありますか？」のような事を尋ねられました。

簡単にでもLGBT活動団体一覧表のようなものを作っておけば良かったと後悔しています。それからLGBTに関する総合検索サイトはいくつかあるようなのですが、あまりきちんと下調べしていなかったので、アダルト関連が載っていない方がいいのかなとかいろいろ思って適切なものを薦めるのが難しかったのが反省点でした。

そうした質問とかをいろいろ受けて、改めてLGBTへの関心が高まっているのを強く感じました。ブースのお手伝いをしていただいた皆さん、ちらしをお送りいただいた皆さん、足を運んでいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

また皆さんに付箋に何か一言を書いてもらい、それを集めていくと言う事をしてみました。こんな社会になって欲しい、将来の夢などをカラフルな付箋とペン、そして書いた後にシールで自由にデコレーションしてもらいました！

ズラッと並べて書いてある事を読んでいくと、とてもエネルギーを感じます。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。またメッセージを書いてくださった方に飴ちゃんやチョコをあげたりと、何だか文化祭っぽい感じも出してみました。ブースの手伝いをお願いした友達もみんな優しくて、楽しくて和やか、そして話しやすい雰囲気が出ていたと思います。

横浜レインボーフェスタは今回が初めての開催なので、代々木公演で開催される東京レインボープライドのように認知度はないですし、入場料がかかるので通りがかりの人が何だろうと思ってフラッと自由に入れるというわけでもないので、これから続けていく事が大切だと思いました。

ただ東京レインボープライドは参加者が多いため、ブースに来た方とゆっくり話す事が難しいという部分があったのですが、今回の横浜はまったりとした感じの雰囲気だったので、LGBTについて思う事、どんな事について知りたいかなどを聴く事ができて良かったです。

ちらしを置いている団体についての質問や、これからLGBTについてこんな活動をしたいと言う声など、たくさんの人とお話するからこそ新しい気付きがあったり、これからうちの自助グループが取り組んでいくべき事がまた見えてきました。

男性女性と別れているトイレを誰でも使えるジェンダーフリートイレとなっていたので、誰でも気にせず使えてよかったのかもしれません。

ただ元々が男性トイレの方は小便器の所に仕切りがないので、個室を使おうとすると立っておしっこをする人が見えるので、気にする人もいるかもしれません。何か簡易的なパーテーションがあったらさらに良かったかもしれません。

あとはジェンダーフリートイレに行く手前に「心のシェアスペース」という半分くらい仕切られた場所があって、そこはテーブルと椅子があって、少しゆったりできるようになっていました。

お友達同士で話し合ったり、付箋に感想やお友達募集などが書かれて貼ってありました。イベントではあまり座る場所がないですし、人混みに疲れたという方にとって少し休憩する場所としてもちょうど良かったかもしれません。

横浜レインボーフェスタは今回の開催でたたき台みたいなものができたと思うので、どんどん多くの方から意見を集めて、さらに来年は大きく楽しく、そして快適なイベントになったら嬉しく思います。

今回はブースにずっといたのでステージの様子が全然わからなかったのですが、華やかなショーや聴き応えのある歌、そして学生や区長などによるシンポジウムがあったりと充実していました。

人気のあるアーティストのパフォーマンスではファンの方が盛り上がって床がズンズン揺れていてびっくりしましたが（スタッフさんも想定外だったみたいです）でも何だかライブ感を存分に感じられて、これは会場にいないと感じられないバイブレーションだなと思いました。