2014年3月18日火曜日

「第3回にじのこころ親睦会」の出欠を締め切りました

こちらのブログやTwitterのアカウントでも開催について案内をしていた「第3回にじのこころ親睦会」について、参加者が定員に達しましたので締め切りといたしました。

会場のスペースの都合で15名を定員としていたのですが、今までよりも参加希望がとても多かったのでとても驚いております。そしてそれと同時に、精神疾患などで悩んだりしている人、同じ環境の人達と繋がりたいと考えている人が多い事に気づかされます。

自分の辛い部分を話したり、他の人がどのような点で悩んでいるかを聴く事で繋がりを持ち、自分が少しでも前へ進むための手がかりを掴むきっかけになればと思っています。

自分のセクシュアリティや疾患について向き合って、少しでも心の荷物を下ろす事ができるような、そういう場所にしていきたいです。

そしてその場所づくりには皆さんの経験も必要になってきます。いろいろな話を蓄積していき、誰もが参考にできるようなものを作るのが目標です。

治療や薬の処方についてはクリニックなどの場所で行いますが、それ以外の日々の生活でのちょっとした困った事など、毎日生きていると細々した事でつまづきそうになります。そういうのを親睦会を通して少しでも取り除く事をしていけたらと思っています。

私はゲイでうつ病(パニック障害や強迫性障害経験あり)ですが、セクシュアルマイノリティや精神疾患の部分でも、ごく一部の経験にしかすぎません。他の方のセクシュアルティや精神疾患についても、このグループで勉強していきたいと考えています。


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2014年3月9日日曜日

パラリンピックから感じる自己ベストの更新

パラリンピックがスタートして、さっそくメダルラッシュや入賞が相次いでいます。

パラリンピックや先月閉会したオリンピックなどを見て思うのは、様々な障害やプレッシャーがある中でストイックに自分の肉体や精神を鍛え、大会などで結果を残していく選手達が本当に輝いている事です。

そういうのを見ると、自分には何もないという事を思い知らされるばかりなのですが、かと言って血の滲むような努力をしているわけでもないし、そこまで体も心も動かないし、無理をすると揺り戻しでそのあと数日はぐったりしてしまいます。

選手達にメダルを取りたいと言う強い気持ちがあるのは勿論だと思いますが、日々タイムを縮めたり、距離を伸ばしたりと「昨日の自分を超える」という積み重ねで成長し、その結果としてメダルに手が届くのではないでしょうか。

誰かと比べず、まずは1cmでも1mmでも自分自身を伸ばしていく、前に進めていく。昨日の自分に負けない。自分を更新していく、そこから始めたらいいのかなと思いました。


精神疾患を抱えると、まずそういう前向きな考え方になるのも難しいですし、そう考えても全然気持ちが浮上せず体も思い通りに動きません。その中で時間だけが経っていき、周りの成長が羨ましく、そして自分だけが置いていかれた孤独感に包まれてしまいます。

自己ベストを更新するためには、まずそう考えられる段階にもっていかなくてはならないという一手間が必要になります。それが大変で、私も一歩進んだのに二歩戻る事を繰り返しています。今日こんな風に少し前向きな気持ちを持ったとしても、明日にはわかりません。

具合が悪くて何も出来ない時はとにかく心身を休めるのに徹底するべきだと思います。森田療法の「絶対臥褥」みたいな感じですが、何だか寝てばかりで天井の模様だけずっと見ていると、それがまるで成長していないかのように感じてしまいますが、それは回復に向けて自分が進んでいると考えるべきだと思います。

休んでいる時はそういう事も考えない方が一番なのですが、どうしても頭の片隅にチラチラと自分の情けなさが浮かんできてしまう時は、蝶になるためにサナギが固くなっているのを想像します。木の冬芽もそうです。

決して立ち止まっているわけではないんです・・・


2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催される事が決まり、今まで車椅子などでは通る事が難しかった段差などが解消されていくと思います。国際的なイベントを行う都市が高齢者や障害者に配慮していないと対外的に恥ずかしいとして整備するのではないでしょうか。

そういう事でもないと社会的に弱い立場の人達の事を考えなかったり、おそらく東京だけしかやらないというのもどうかと思いますが・・・。

身体に障害がある人が自分の行きたい場所に自由に行ける街づくりが進む事を望みますが、
知的障害や発達障害、そして精神障害のある方も安心して暮らせる街にしていってほしいと思いますし、当事者からもどんどんと発信していかないといけないですね。

「知的障害、発達障害、精神障害のある方とのコミュニケーションハンドブック」
http://www.mlit.go.jp/common/000043355.pdf

「知的障害、発達障害、精神障害のある人のための施設整備のポイント集」
http://www.mlit.go.jp/common/000045596.pdf

上のように行政や企業が様々な取り組みをしても、社会の見守ってくれる温かい眼差しや、手を差し伸べてくれる優しさがなければ意味がありません。テレビやネットでも差別的な言動がたくさん見受けられます。

そういう誤解や偏見を少しでも潰していき、生きづらい社会を少しでも良くしていく、それが私なりの自分を成長させるための、自己ベストを更新していくための生きがいのひとつになりつつあります。

オリンピック・パラリンピックのために様々な設備が整っても、そこに人の気持ちが追いついていかないと何の意味もない。それに気付かなくてはいけないと思います。


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