2014年8月20日水曜日

災害時のこころのケア

今朝広島で土砂災害が発生し、多くの方が犠牲になり行方不明の方もまだいるようです。

道路も泥に覆われてしまって救出活動もなかなか進まない状況の中、一人でも多くの命が救われる事、そして家やライフラインなどの一日も早い復旧の協力を国や自治体にお願いしたいです。

物理的な復旧が急がれる中で置き去りにされがちなのが「心のケア」です。

おそらく公民館等に避難されている方々へ医師や地域の保健師さんが入っているとは思いますが、ご家族や友人を亡くされたり現在も行方がわからない場合、精神的にとても不安になっているはずです。

また着の身着のままで避難して、家や思い出の品なども流され泥に埋まった町の姿を見た場合、物理的に自分を支えていたものも失くしたと思い知らされてさらにショックが大きいと思います。

多くの方が犠牲になっているので、無事だった人は「自分は助かったから命があっただけでもまだ良かった」と思い、なかなか辛いとか苦しいと言いにくい状況にあると思います。

また時間が経つにつれ、どうして自分だけ生き残ったのかと自責の念に苛まれ、さらに家が壊れてしまってローンなどの現実的な事が心配になってきます。先の事を考えるとさらに不安にかられ、しばらく時間が経ってからうつ状態になるケースもあります。

現実の辛さから逃れるためにアルコールや薬物に依存したり、また自ら命を絶つケースもいろいろな災害であります。災害復旧と同時に心のケアにも取り組んで欲しいと思います。


日本赤十字社 災害時のこころのケア
http://www.jrc.or.jp/vcms_lf/care2.pdf

災害時のこころのケア 被災者・支援者の方へ
http://www.eijipress.co.jp/sp/shinsai/pdf/shinsai_free.pdf


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