2013年11月27日水曜日

私が車を苦手な理由《その2》パニック症状の体験

精神疾患を抱えながら電車通勤をしていたある日、疲れや寝不足もあったのでしょうか、いつも通りに混雑している電車に乗っていると何だか気分が悪くなってきました。

かつて嫌と言うほど味わってきた乗り物酔いとは違う感覚、段々と目の前が真っ暗になってきて鼓動が早くなる一方。何だかこのまま体が崩れ去ってしまうような不安感に襲われました。嫌な汗がいっぱい出てきて、とにかく早くこの人混みから避けたい、飛び降りたくなるほどでした。

次の駅に着いて急いで降りた時にはもう記憶は半分くらいなくて、とにかく気持ち悪くて吐きたい気持ちになりました。目もまともにあけていられないくらい苦しく、かすかに見える階段や人の流れも白黒にしか映りませんでした。

何とか駅のトイレの個室までたどり着いた後は全然記憶が無くて、気付いたら個室で倒れていていました。時間にしてみたら十数分だと思いますが、その間トイレでの記憶はありません。吐いてはいなかったのですが、恐ろしい事に便失禁していました。パンツはおろかスラックスまで便が通ってしまいました。

スーツで漏らしてしまってとにかく焦りましたが、とりあえず会社には体調不良で休む事を伝え、その後はトイレットペーパーや顔が汗ばんだ時に拭くフェイシャルペーパーを何枚も使って、スラックスについた便を拭き取りました。下着は持っていたビニール袋に包んでトイレのゴミ箱に捨ててしまいました、お掃除の方、あの時は本当にごめんなさい。


あと、ここまで書いて何ですが汚い話を書いてごめんなさい。


何とか汚れを取ったスラックスをノーパンで身に付け、臭いが残っていないか不安に感じながら人が少なくなるまで電車を見送り、最後尾の端っこで最寄り駅まで、どうか臭いに気付く人がいませんようにととにかく祈りました。

家についてからはスラックスを洗ったりシャワーを浴びたりしながら、先ほど自分の身に起こった出来事はいったい何だったのか気になり始めました。そしてまたあのような事が起こったらどうしようと不安になり始めました。


次の日からは途中下車しても仕事に間に合うように早めに家に出るようになりました、でもそれでもやっぱり混んだ電車に乗ると窮屈で、停止信号で止まったりすると、トイレに行けなくなる、ここで気持ち悪くなって吐いたり便を漏らしたらどうしようと思うと不安が募っていき、早く電車が動いて欲しくて仕方ありませんでした。そう思うほどに気分が悪くなってきて、結局次の駅で降りてしまうと言う始末。

そうしてうつ病だけでも体が疲弊しているのに、そこにパニックの症状まで出始めてしまい、私は最終的に仕事を辞めてしまいます。その後しばらく電車に乗る事もためらうようになりました。(つづく)


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