2013年11月27日水曜日

私が車を苦手な理由《その1》幼少期の乗り物酔い経験

以前別のブログに書いた記事なのですが、よく考えると病んでいる内容なので、こちらのブログにも載せた方が良いと思ったものです。



30代後半になっていろいろな経験をしても、もしかしたらいろいろな経験をしたからこそさらに苦手になってしまったのでしょうか、そんなものが私にはあります。それが車です。

小さい頃から車に乗る事が好きではありませんでした。保育園に通っている頃は常に五感が開いているような感じで、風景や臭いなど些細な変化で頭が痛くなったり気持ち悪くなる幼少期でした。

スピードが出る事や移動が出来ない閉鎖的な空間、そして何より苦手だったのは高速を下りる時に体がフワッとなり内臓が上がるような感覚が大嫌いで、小さい頃はそれでいつも泣いていました。そんな事もあって車ではいつも気持ち悪くなってだいたい吐いていました。吐くまでに至らなくても、もの凄く頭がズキズキして人と会話をするのもままならない程でした。

しかも気持ち悪いので吐きたいと言うのが恥ずかしくてギリギリまで我慢して、結局車内で吐いてしまうと言う事を何度かして、そのたびに大人達に怒られたり呆れられたりしたので、車の中は気持ち悪くて辛い時にさらに怒られると言う嫌な思いでの積み重ねしかありません。

またそういう事が続くと、車で移動する前の日からまた車酔いをして吐くのではないかと言うイメージが先行してしまい眠れず、当日になって寝不足で体調が悪くなり、さらに車酔いすると言う悪循環に悩まされていました。


小学校からは社会科見学をはじめ、車の移動がある行事が結構あります。その時は精神的に緊張が走るのか、車内ではなるべく無理をして明るく振る舞い、車酔いに意識が行かないように自分なりに努めました。

そして時々込み上げる酸っぱい液を何度も飲んで胃に落として我慢をして、サービスエリアなどで休憩時間になるとトイレに入ったり時には人気のない場所の植え込みに吐いたりしました。吐いた後の青白くなった顔を叩いて赤みを取り戻すという事までしていました。

学校で吐いたりするとそれをネタにされるのではないか、とにかく同級生に自分のそういう姿を見られては恥ずかしい、馬鹿にされると思い、弱みを見せないように必死に自分を守っていました。


そんな辛い時期もありましたが、中学生高校生と大人になって少しずつ車酔いは解消されてきました。でも車そのものは相変わらず好きではなく、あくまで移動手段としてやむを得ず利用していると割り切っていました。なので大人になって免許を取りたい、良い車に乗りたいと言うような気持ちは微塵もありませんでした。

車に長時間揺られる先に、その辛さに勝るような楽しい事が待っているのなら、苦痛である移動も耐えられました。海外という見知らぬ土地でバスに2,3時間揺られても、目的地に楽しい事が待っているのがわかっているので苦にはならない時もありました。

しかしうつ病と言う精神疾患になり、私の乗り物へのイメージが再び悪化する事となります。(つづく)

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